時代と共に変化する働き方

コミュニケーションに自信がある人、必見!

専門チームと看護師をつなぐリンクナース

医療の専門チームと現場の看護師をつなぐのがリンクナースだ。仕事内容は院内外の専門チームから得た最新医療や感染症対策、栄養管理などを看護師に教える。現場の看護師は日々患者と接し、新しい知識や技術を学ぶ時間の確保が難しい。この問題を解決するための役職がリンクナースだ。常に最新医療情報に触れられるメリットがある。

学んだ知識を正確に分かりやすく看護師に教える能力を必要とする。また、リンクナースには高いコミュニケーション能力も必須だ。看護師に教える立場はバランスが重要になる。教える立場だからと高圧的だったり、偉そうに振る舞ったりすれば、現場から離れたリンクナースは反感を買う可能性がある。過度に優しく接し過ぎても、教えた知識や技術の徹底に支障が出るだろう。あいだを取るために必要なのがコミュニケーション能力だ。

一方リンクナースにもデメリットはある。患者と接する機会が少なくなることだ。患者のケアにやりがいを感じている場合は、接する機会が減ることがデメリットになるだろう。また、注射などの技術的な勘がにぶる可能もある。新型コロナのように変異株の出現や政府の方針で、感染症対策の変更が繰り返されるケースもある。現場の医療体制を維持しつつ、最新の医療情報を入手するためにリンクナースを制度として導入することは有用だ。適性の判断材料は、教える能力とコミュニケーション能力の両立、看護師としてのやりがいをどこに感じているかという点だろう。

なお、リンクナースに有益な情報は【http://think-about-linknurse.net】を見てみると良い。